女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の5日放送の第104話が21・7%(関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、初高座を乗り切ったリリコ(広瀬アリス)だが、新聞の酷評に落ち込む。風太(浜田岳)はてん(葵わかな)にコンビの今後を考えるよう説得する。一方、息子の隼也(成田凌)は風太の下で、でっち奉公をはじめる。

リリコと四郎(松尾諭)のコンビについて悩むてんに伊能(高橋一生)は社長の極意を伝える。てんは風太にリリコと四郎が再び高座に立てるよう直談判。そしてみんなでどう売り出すかアイデアを出し合う、という内容だった。