たまには「演者目線」を感じることも大切? と感じる出来事があった。

 21日、三代目J Soul Brothers岩田剛典(28)が主演した映画「去年の冬、きみと別れ」ジャパンプレミアが、東京ドームシティホールで行われた。イベントの最後に設けられたメディア用の写真撮影が、ステージ上で行われた。映画のイベントではよくある「会場のお客さんをバックに」撮影のパターンだった。

 このパターンでの撮影経験は過去にもあった。それでも、この日の会場は3000人を超えるキャパシティーがある東京ドームシティホール。映画の試写もあるため、両サイドのスタンド席にファンはいなかったが、目の前のアリーナや、正面の2階、3階、4階席はぎっしり。ステージから見ると、スタンド席からせり出してくるかのような感覚にもなり、圧倒された。

 同会場は、毎年1月にAKB48グループが数日間ライブを行っており、よく取材にも訪れて、客席側からライブを見ることはあった。ステージとスタンドの近さを感じられる会場だとは思っていたが、反対側から見ても近さを感じた。この日は特に岩田のファンが多かったが、4階席のうちわの文字もしっかりと確認することができた。

 もちろん会場の広さにもよるが、意外とステージからファンの顔や姿は認識できるものだと感じた。そう思うと、演者の皆さんが「見えてますよ~」とか「いつもメッセージに勇気づけられるんです」というような何げないコメントも、より実感を持って伝えられると思った。

 最終的に何が言いたいかというと、我々取材する側も、例えばイベントなどでもステージ上からはよく見られているということ…。気を引き締めます(笑い)。