米セクハラ問題の発端となった大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏らが創業した映画会社「ワインスタイン・カンパニー」の身売りを巡り、買収計画を示していた投資グループが、取引を撤回したことが6日、分かった。米メディアが報じた。

 ウォールストリート・ジャーナル紙電子版によると、投資グループは声明で「失望する情報」を受け取ったと説明した。ロイター通信は、関係者の話として、ワインスタイン社の負債がこれまで開示された金額より大きかったと伝えた。

 ワインスタイン社は2月下旬、破産法手続きを近く申請する計画を明らかにしたが、この投資グループが買収する考えを示していた。