演歌歌手・蒼彦太(29)が8日、日刊スポーツ(大阪市北区)に来社した。2月28日に、最新曲「泥」を発表。蒼は「泥の中で、もがきながら頑張っている人への応援歌です」と説明した。自身とも「大いに重なる」という楽曲への思いは強い。「歌は正解がない。どうすればいいのか、試行錯誤しながらやってきました。自分も泥の中で花を咲かせたい」と意気込んだ。

 幼少時から歌が好きで、歌手にあこがれた。当時はJ-POPなど流行歌を好んで聞いていたが、中学1年生で氷川きよしの存在を知り、衝撃を受けた。「両親が聞いていた演歌は暗いイメージだったんですが、すごく明るくて、茶髪でかっこよくて。『何、この演歌!』と」。自分で他の楽曲も調べて聴いているうちに、演歌歌手を志すようになったという。

 2018年は、30歳を迎える節目の年。デビュー8年目で、新曲は8作目となる。“8”の数字にかけて「末広がりな1年にしたいですね」と飛躍を誓った。

 3月9日には大阪・堺東ヤマブキレコード他、同10日には大阪・イズミヤ千里丘店他で店頭歌唱キャンペーンを行う予定。