NHK木田幸紀放送総局長の定例会見が14日、東京・渋谷の同局で行われた。

 平昌(ピョンチャン)五輪で、羽生結弦が金メダルを獲得したフィギュアスケート男子フリー(217日)の視聴率が平均33・9%、瞬間最高視聴率46・0%を記録したことについて「まったく予想していなかった」と驚きで受け止めた。

 木田総局長は「土曜の午後で在宅率が高かったのかもしれないが、紅白歌合戦と並ぶ視聴率。期待と注目がこんなに大きいのかとまざまざと感じた。テレビ屋、放送事業者としては、やりがいがあった」。

 動画配信など、大会のデジタル展開の視聴数も発表し、やはり「羽生選手が最も見られた」。ユーチューブNHKチャンネルの再生回数は4481万回あり、最も視聴回数が多かったのは「ノーカット実況なし 飛んだ!ほえた!泣いた!羽生結弦、金メダル!」で332・8万回。2位も羽生で「ノーカット実況なし 羽生結弦ショートプログラム」の325・3万回だった。3位は「マススタート初代女王!高木菜那2つめの金!」の153・9万回だった。

 ツイッターは全体で3129万回。再生回数のトップ3を羽生が占め、「ノーカット実況なし #羽生結弦選手 #フィギュアスケート男子SP1位」410・2万回、「ノーカット実況なし #羽生結弦 #金メダル」365・1万回、「速報 #羽生結弦 #金メダル 66年ぶりの連覇!」181・0万回だった。