劇団四季「オペラ座の怪人」が17日、上演中の京都劇場で、日本公演通算7000回を突破し、特別カーテンコールが行われた。

 「-怪人」は、仏作家・ガストン・ルルーの同名小説をもとにしたミュージカル。パリ・オペラ座の地下に暮らし、歌姫クリスティーヌに恋をする「怪人」の愛と憎しみを描く。

 86年にロンドンで初演され、以来、35カ国以上で上演されている世界的名作。劇団四季では88年に初演され、5カ月ロングラン上演も成功。これまでの総入場者数は695万人以上を数えている。

 この日は、本編終了後、キャスト全員で劇中歌「プリマ・ドンナ」を披露。代表して、アンドレ役の増田守人(ますだ・もりと)と、フィルマン役の青木朗(あおき・あきら)がコメントした。

 2人は「1988年の初演からこの作品を支えてくださったお客様のご支援が、私どもの大きなエネルギーとなりました。出演者、スタッフ一同、心より御礼申し上げます。この作品に出会えたことに感謝し、作品の感動をこの先の時代に引き継いで参ります」とあいさつ。満席の客席からは拍手が送られた。