俳優の梅沢富美男(67)が、自身の事務所独立の可能性を否定。「たけしさんみたいなことはできない」と語った。

 梅沢は29日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に出演。ビートたけしが「オフィス北野」から独立することについて、「もう十分じゃないですか。これからは本当にたけしさんがやりたいことをやられたほうが僕はいいと思う」と語った。

 たけしは事務所に残る所属タレントたちのために当面の運転資金を残して独立するというが、コメンテーターを務める経済アナリストの森永卓郎氏は「運転資金というのは本当に当面の資金。実はオフィス北野ってそんなに売れてないタレントさんもたくさんいるんですよ。その人たちを食わすためにも事実上のトップが(ガダルカナル・)タカさんになるわけですから、方法はタカさんが毎日『ミヤネ屋』に出るしかないんじゃないかな」と指摘した。

 梅沢も「オフィス北野」と同様に、自身の名を冠した事務所「株式会社富美男企画」の代表を務め、同時に“稼ぎ頭”として劇団員やスタッフを養っている。自身の独立について聞かれると「考えられないですね。僕が抜けたらみんな首つって死んじゃわなきゃならないっていう話になりますから、それはもう絶対にありえない。たけしさんみたいなことはできない」とキッパリと否定した。

 それでも、たけしのように独立して身軽になりたいというあこがれはあるといい、「自分でもこれから好きなことやってみたいですもん。もう67(歳)ですからね」と語った。