衣笠祥雄氏が23日、上行結腸がん(大腸がん)で死去したことを受けて、広島生まれで、カープファンとして知られる風見しんご(55)がコメントを発表した。

 「子どもの頃、旧広島市民球場で球場入りする各選手のサインをよくもらっていましたが、ただひとり衣笠選手だけもらうことができなかった。その頃から鉄人オーラが大きすぎてサインくださいの一言が言い出せませんでした」と少年時代のエピソードを明かした。

 昨年3月、風見がMCを務めていたNHKラジオ「ごごラジ!」に衣笠さんがゲスト出演した際に、そのエピソードを伝えると「『じゃあその時の分もね』とおっしゃって3つもサインしてくださいました」と明かした。

 衣笠さんのカープ愛にも触れたといい「久しぶりのカープの優勝を本当にうれしそうに満面の笑みで語ってくださった姿、優しい声が忘れられません」と悼んだ。