ももいろクローバーZが23日、東京ドームで結成10周年記念ライブを開催した。代表曲「行くぜっ! 怪盗少女」や最新曲「笑-笑~シャオイーシャオ!~」など21曲を披露、約4万6000人のファンをわかせた。22日と合わせた2公演で計約8万人以上を動員した。

 東京ドームでの公演は結成10年にして初。公演前の囲み取材でリーダーの百田夏菜子(23)は「初めての会場で緊張したし、仲良くなれるか分からなくて不安でしたが、優しくて仲良くなれました」とにっこり。玉井詩織(22)は「お誕生日じゃないかと思うくらい『おめでとう』と言われて幸せ」。佐々木彩夏(21)は「すてきなライブにしたい」。高城れに(24)は「私たちから、(ファンに)ありがとうを伝えたいと思います」と意気込んだ。

 ライブでは、百田が「私たちの思いがしっかりと届くように頑張りたいと思います」と、あいさつすると大きな声援を受けた。

 また、中盤にはサプライズで歌手の松崎しげる(68)が登場。「愛のメモリー」の替え歌で、4人では初めてのミュージカル公演を告知、会場を沸かせた。タイトルは「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」で9月24日~10月8日まで千葉・舞浜アンフィシアターで開催される。ステージ上で松崎から「今度はミュージカルだ。歌って踊って。これからももクロはミュージカルスターを目指します」と呼び掛けられると、メンバーたちは「頑張ります!」と答えた。

 さらに、5枚目のオリジナルアルバムの発売も発表されたタイトルは「MOMOIRO CLOVER Z」で結成11年目の記念日となる来年5月17日に発売されることも発表された。

 アンコール終了後のメンバーのあいさつでは高城が号泣しながら「みんなに、『ありがとう』と言いたいです」とし、「これから、(ファンを)もっともっと大切にしていきたいと思います」と呼び掛けた。