歌手郷ひろみ(62)が27日、神奈川・横須賀芸術劇場で全国ツアー初日公演を行った。
「新ご三家」の西城秀樹さん(享年63)の葬儀・告別式から一夜明けのステージ。オープニングから「49公演ありますが、僕の頭の中にペース配分という言葉はない。1回1回、最高のステージをお届けします」。汗をびっしょりかきながら、亡き盟友の遺志を継ぐようなパワフルなパフォーマンスで、1900人のファンを魅了した。
今回のツアーリハーサル中に、西城さんの訃報が飛び込んできた。盟友の死に思いをはせながら、ツアーの準備を重ねてきたが「この数日間は、気持ちの切り替えの連続でした」。前日26日の葬儀・告別式も、ツアーの最終リハーサルのため当初は参列しない予定だったが、調整して駆け付け「これからもヒデキの背中を見て、ずっと歌い続けていきたいと思います」と弔辞を読んだ。
出棺には立ち会えなかったが、移動の車の中から、葬儀所周辺に集まった1万人以上のファンの姿が自然と目に留まった。「はるばる足を運んでいたと思う。歌い続ける限り、1曲1曲、1つ1つのことを大切にしていかないといけないと思いました」。
普段から「年齢は気にしない」としながらも「最高の60代になるようにやれることはやるし、自分が納得できる人生にしたい」と心掛けている。「ヒデキの代わりはできないけれど、彼に教わったことを胸に秘めながら歩んでいきたい」と引き締めて、全国に笑顔を届けに行く。【大友陽平】



