お笑いコンビ、髭男爵の山田ルイ53世(43)が4日、東京・八重洲ブックセンターで、著書「一発屋芸人列伝」(新潮社)の発売を記念して取材に応じた。

 月刊誌「新潮45」での全10回の連載をまとめたもので、連載は完成度の高さから「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」で作品賞に選ばれている。山田は「僕以外に受賞された方は、小池百合子さんの半生を描いている。俺、ジャーナリズム?と思ってびっくりしました」と、受賞を聞いたときの率直な感想を明かした。

 レイザーラモンHGやテツandトモ、ムーディー勝山や波田陽区など、時代を彩った一発屋芸人たちを山田自ら取材し、その栄枯盛衰をドラマチックに書き上げた。「新潮45」での連載は10回で終わってしまったが、「うちの事務所にも候補がいっぱいいます。ダンディー(坂野)さん、スギちゃん、(小島)よしおくん…」と、第2弾をにおわせた。

 著書は2度目の重版がかかるなど、順調な売れ行きだという。印税の使い道を聞かれると「気が早い」としながらも、「芸人としておもしろくないですけど、娘の学資保険にあてます。1回売れたときに、まあまあ気が大きくなってしまったので」とまじめに答えた。

 この日の取材会には約20人の報道陣が集まったが、「久しぶりに(記者に)囲まれていますからね。数年ぶりじゃないですか。恐怖しかないです」と、一発屋らしい発言で笑わせた。