鈴木亮平主演のNHK大河ドラマ「西郷どん」(日曜午後8時)10日放送の第22話の平均視聴率が13・4%(関東地区)だったことが11日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週視聴率は12・0%だった。最高視聴率は第5話の15・5%。

 主演の鈴木亮平(33)が「大河を背負う覚悟をしっかり持ち、西郷さんに負けないように西郷隆盛という大きな男に相撲を挑む覚悟」と語った作品。脚本の中園みほ氏は「原作に師弟愛、男女の愛、ボーイズラブまでラブストーリーがちりばめられています」と、大河史上初のボーイズラブを描く可能性を示している。

 第22話は、3年ぶりに薩摩に戻った吉之助(鈴木亮平)は、国父となった島津久光(青木崇高)と対面し上洛(じょうらく)計画は実現しない、無謀であると批判した。久光は薩摩しか知らない地ごろ(田舎者)扱いされたと激怒した。一方、有馬新七(増田修一朗)たちが京で他藩の志士らと倒幕ののろしをあげようとしていた。吉之助は久光らを下関で迎える役目を与えられたが、尊王攘夷(じょうい)の中心になる有馬を命がけで止めるため、命に背き京へ向かった。その京には有馬の影響を受けた弟の信吾(錦戸亮)も倒幕のため動いていた、という内容だった。