俳優中川晃教(35)が23日、東京・明治座で、初日を迎えた主演舞台「銀河鉄道999 GALAXY OPERA」の公演前に原作者の漫画家松本零士氏(80)や共演者と会見を行った。

 星野鉄郎役の中川は「老舗の劇場の明治座で、999の旅を届けることをワクワクしています。全出演者がこの物語の中で旅をしていることを実感しています。お客様に感動が届くように頑張ります」と意気込みを示した。また、衣装について「僕は35歳で、16歳ぐらいの役が不安でしたが、衣装をまとうと役に入れる」と語った。

 松本氏は登場するキャラクターのキャプテン・ハーロックの名前の由来を紹介。「私が小学生の時に道を歩く時の号令だった。ハーロック、ハーロックと言って歩いていた。敗戦のるつぼの福岡・小倉でやっていた」と語った。

 また「18歳の時に上京したが、行きの切符だけを持ち、帰りの切符を持たずに来た。俺は死んでも帰らないと言って上京した。この年になっても青春のレールの上を走り回っている」と語った。中川から髑髏(どくろ)マーク入りの帽子をプレゼントされると「これは人を脅すためのマークじゃない。骨となっても戦うという信念の表明。子供のころからこのマークは好きです」と喜んでいた。

 他に会見には、ハルカ、染谷俊之、美山加恋、入野自由、凰稀かなめ、平方元基、お宮の松も出席した。