お笑いタレントの有吉弘行(44)が、7人組ダンスボーカルユニット、DA PUMPが低迷期にショッピングモールなどで無料ライブを続けながら再ブレークを勝ちとったことに「根性があるね」と称賛した。

 6日発売の新曲「U.S.A.」がヒットしているDA PUMP。先月16日にミュージックビデオ(MV)がユーチューブで公開されると、懐かしいユーロビートのサウンドにのせて歌われる絶妙な歌詞や、1度見たら忘れられないインパクトのあるダンスと奇抜な衣装などが“ダサかっこいい”と話題になり、今月19日には再生回数が1000万回を突破した。

 DA PUMPは90年代後半から00年代前半に掛けてヒット曲を多数飛ばし、押しも押されもせぬ人気グループに成長。コンサートもスタジアムやアリーナクラスの会場で開催してきた。しかし06年以降、メンバーのスキャンダルや脱退が続き、人気が低迷。 大幅なメンバーチェンジをして生まれ変わった新生DA PUMPは14年2月から、初心に帰るため、全国のショッピングモールをめぐるツアーを行ってきた。会場規模が縮小したことになったが、唯1人のオリジナルメンバーであるISSAは当時ブログで「らいぶ、ライブ、LIVEな毎日です!嬉しいね 楽しいね 幸せだね 皆の前でパフォーマンス出来てその時間を一緒に過ごせることが本当にハッピーです」と前向きな思いをつづり、全盛期にライブを行っていた国立代々木競技場第1体育館のステージに再び立つことを目標に掲げ、再起に向けた意気込みをつづっていた。

 有吉は24日放送のラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」でDA PUMPの再ブレークに触れ、「もう、ああなっちゃうとアレだね。もう悔しいから放っておこうってなるね。ミーハーみたいになっちゃうじゃない」と、イジるには話題が大きく広がりすぎたと悔しがったが、「面白いね。もうこのまま紅白とか出ればいいのにね」と期待した。

 有吉も同じく大ブレークから“どん底”まで落ちてはい上がってきた経験があるだけに、DA PUMPがショッピングモールを回って地道に活動していたことに「すごいね、やっぱり根性があるね。普通、てんぐになっちゃってさ、『そんなんできないよ』ってやめるよね。それ、すごいなって思った」と称賛した。