山崎賢人(23)が医師役に初挑戦した主演のフジテレビ系主演連続ドラマ「グッド・ドクター」(木曜午後10時)の初回が12日に放送され、平均視聴率が11・5%(関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 山崎は自閉症でコミュニケーション能力に難があるが、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年医師・新堂湊を演じる。幼い頃から小児外科の医師にあることを夢見て、レジデントと呼ばれる研修医として東郷記念病院に勤務することになる。

 山崎は「医療用語が大変です。クランクインする前に、監督、プロデューサーといろいろな事を話して、湊というキャラクターをしっかりと作ることができました。クランクインする時には、湊としてドラマに入っていくことができました」と話している。

 湊が初出勤した頃、東郷記念病院では会議が開かれていた。小児外科医の瀬戸夏美(上野樹里)は、小児外科主任の高山誠司(藤木直人)らと会議に出席。議題は人件費削減などによる改善策だった。東郷美智理事長(中村ゆり)は、小児外科は採算性が悪いと指摘。高山は小児病棟が減少している中、自分たちの科は子供たちの最後のとりでだと反論する。

 司賀明病院長(柄本明)は人員不足の小児科に今日から新しいレジデントとして、湊を招くと告げる。さらに湊は大学を首席で卒業しているが、自閉症でコミュニケーションに難があることを明かす。医師たちは反対するが、司賀はサヴァン症候群でもあるの湊の医師としての能力を高く評価していた。

 湊が通勤バスを降りると事故が発生、子供がけがをして倒れていた。湊は応急処置を施し、子供に付き添って救急車で、東郷記念病院に初出勤することになってしまう。