11日にスタートした石原さとみ(31)主演の日本テレビ系連続ドラマ「高嶺の花」(水曜午後10時)の初回視聴率が、11・1%(関東地区)だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 同作は野島伸司氏脚本の純愛エンターテインメント。石原は華道の名門「月島流」本家に生まれ家柄、美貌、そして実力の全てを持ち合わせた月島ももを演じる。全く別の世界に生きてきた、平凡な商店街の自転車屋店主風間直人を演じるのは、銀杏BOYZの峯田和伸(40)だ。

 石原は野島氏とのタッグについて「野島さんとやりたいとずっと言っていて、夢がかなった感じです」と話している。一方の野島氏も「今のさとみちゃんで書けるのは最高のタイミング」と、機が熟すのを待っていたかのように語る。

 月島流家元の月島市松を小日向文世(64)、市松の妻でももとは血のつながらない母月島ルリ子を戸田菜穂(44)、ももの異母妹のななを芳根京子(21)が演じる。また、新興流派「宇都宮龍彗会」を率いるイケメン華道家を、千葉雄大(29)が演じる。

 第1話では、結婚式当日に破談となったももは、深く傷つき、自信も揺らいでいた。そんなももは自転車で転倒し、自転車が大破。迷い込んだ商店街の小さな自転車屋で、高飛車に修理を依頼するももを笑顔で受け入れる風間直人と出会う。直人は商店街では「ぷーさん」と呼ばれ、愛される存在だった。自分とは違う世界に生きてきた直人に促され、ももは結婚式当日破談となった理由を打ち明けた。