10月にデビュー50周年を迎える和田アキ子(68)が、記念イヤーの目玉企画にフェスイベント「WADA fes(ワダフェス)~断れなかった仲間達~」を開催することが16日、分かった。10月17日、18日の2日間、自身名義の公演としては初めて、日本武道館で行う。出演者は氣志團、鈴木雅之、横山剣、AKB48など。“断れなかった仲間達”を引き連れて、盛大なお祭りを繰り広げる。

 和田は、1年前のインタビューでこんなことを語っていた。

 和田 できれば来年、「(自身の愛称)アコ・フェス」? みんなで集まってお祭り、おもしろいかな、って。来ないやつは、覚えてるでしょうね(笑い)。

 音楽の祭典、フェスとの出会いは14年の「氣志團万博」だった。「フェスは若者のお祭り」と思っていた和田は、最初こそオファーを受けるか迷ったが、出演してみたら「ものすごく楽しかった」。音楽に年齢や性別は関係ないと再確認した。その後もさまざまなフェスに出演し、楽しさを実感。50周年の節目に、自らフェスを開催する運びとなった。

 68年10月25日に「星空の孤独」でデビュー。昨年10月からの1年間を「デビュー50周年イヤー」と題して、さまざまな企画を行ってきた。ベストアルバムやカバーアルバムの発売、コンサートツアーの開催。また「BOYS AND MEN 研究生」とのコラボシングルを発売するなど、活動の幅を広げてきた。9月にはトリビュートアルバムの発売も決まっている。

 そんな記念イヤーのフィナーレを飾るのが「ワダフェス」だ。17日は倖田来未、C&K、鈴木雅之、横山剣。18日にはAKB48 AKO(アコ)選抜、氣志團、「BOYS AND MEN」、「BOYS AND MEN研究生」、MACOの出演が決まっている。追加ゲストも予定されているほか、司会を17日に出川哲朗、18日にさまぁ~ずが務めるなど、“アッコファミリー”も応援に駆けつける。氣志團の綾小路翔は「いわば氣志團は、和田アキ子の兵隊みたいなもの。当日は命懸けのステージをお約束致します!」とコメントしている。

 和田 ジャンルを越えた、まるで異種格闘技戦のようなお祭りになるんじゃないかと、ワクワクしています。「来てよかった」と思ってもらえるような最高のお祭りにしますので、是非来てくださいね!

 歌手生活の節目を迎える和田が感謝を込めて盛大な祭りをプロデュースする。