歌謡舞踊7人組ユニット「若竹スペシャル」のデビュー公演が17日、東京・練馬文化センター・小ホールで行われた。

 この日は、舞踊団「若竹」の「ふれあいコンサート」の定例会で、第2部の開幕で新曲発表記念ステージを飾った。デビュー曲「どっこい恋道中」(18日発売・徳間ジャパンコミュニケーションズ)とカップリング「鶴~つる~」の2曲を初披露し、オープニングから観客を魅了した。

 開幕の前奏で、センターボーカルを務める柴田愛(26)が、津軽三味線世界大会A級女性部門で三連覇を達成した見事な演奏で観客をくぎ付けにした。それに加え6人のメンバーが、白い和服姿にあでやかで愛らしい舞いを披露。会場の約600人に観客から声援が送られた。

 「若竹スペシャル」は、2011年(平23)に民謡歌手山本謙司の「津軽の灯」でバックコーラスとしてキャラバンに参加。当時からデビューへの声がかかり、その後ハードなレッスンを経て今回のデビューとなったという。

 センター柴田は終演後、「若竹スペシャルがいいスタートを切れるよう、7人で心を1つに精いっぱい頑張りたいと思います」とコメントした。

 舞踊団「若竹」は、1970年(昭45)に結成し、NHK民謡番組などにも出演する老舗舞踊団。今回のデビューは「若竹」の中から若手メンバー6人と、新人女性民謡歌手が加わり、7人組ユニットとして「若竹スペシャル」が誕生した。