元宝塚歌劇団トップスターの女優大和悠河(40)が17日、オペラデビューとなる東京二期会公演「魔弾の射手」(18~19日と21~22日、東京・上野の東京文化会館)の公開稽古に参加した。

 「魔弾」はウェーバー作曲のドイツ・オペラの傑作。大和は「オペラが大好きで、オペラに出るのが夢でした。二期会の肩の歌もすばらしくて、舞台に立った瞬間にとても幸せな気持ちになりました」。大和が演じるザミエル(悪魔)は原作では2回だけの登場だが、今回は14回も登場。しかもバスタオル1枚の大胆衣装をはじめ、14着の衣装を着る。

 「宝塚時代に経験したので、早替えは大丈夫。悪魔が場面ごとに男になったり、中性的になったりするので、宝塚と女優になってからの演技をミックスしてできた。ただ、演出家にバスタオルだけでと言われた時は驚きました。下に着ると、ラインが崩れるので、本番でも下に何も付けません」。プロ根性で初のオペラに挑んでいる。