テレビ朝日系ドラマ「遺留捜査」(木曜午後8時)の19日第2回の平均視聴率が10・7%(関東地区)だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 12日放送の第1話は、前シリーズの初回13・1%を超える14・7%を記録し、好スタートを切った。

 遺留品を手掛かりに事件を捜査する「京都府警特別対策室(特対)」を活躍を描く人気シリーズの第5弾。マイペースな刑事・糸村聡を演じる上川隆也(53)のほか、前作に引き続き栗山千明(33)永井大(40)甲本雅裕(53)戸田恵子(60)らが出演。今シーズンから特対の新メンバーに梶原善(52)が加わった。

 第2回のゲストは村田雄浩と谷村美月。イベント企画会社社長・山田一郎(村田雄浩)が中毒死した状態で発見される。山田は「チョコレートフェスティバル」というイベントを企画していたが、イベントに参加予定のチョコレート専門店から集めた出店料が盗まれていた。神崎莉緒(栗山千明)らが社員を事情聴取する中、糸村は事務所の窓辺に飾られた風鈴に目を留める。

 まもなく犯人が毒物をチョコレートドリンクに混ぜたことが判明。ドリンクにワサビ成分が含まれていたことが分かる。ワサビを隠し味に使うショコラティエール・若名友子(谷村美月)が疑われるが、事件当夜、友子は山田の事務所を訪れていないと主張する。

 そんな中、山田が過去に多くの詐欺事件に関わっていたことが発覚する。

 遺留品にこだわり、マイペースに捜査をすすめる糸村を演じて5シーズン目。演じることに「迷いはみじんもない」と上川。「細い竹みたいな存在であろうと思っています。いくらでもしなるけど、決して折れない。そんな存在でいることが糸村らしさなのかな」と話している。