女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)の14日に放送された第143話の平均視聴率が21・7%、15日放送の第144話が21・6%、17日放送の第145話が20・9%(ともに関東地区)だったことが18日、ビデオリサーチの調べで分かった。

これまでの最高視聴率は、8月8日に放送された第111回で、草太のカツ丼で大繁盛したつくし食堂に裕子とボクテが訪れてきて再会する、という回で24・5%だった。

同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

あらすじは、晴(松雪泰子)は、手術を無事に終えたが医者から5年生存率が当初の70パーセントではなく50パーセントだと聞かされショックを受けるも気丈に振る舞った。その晴を心配する鈴愛(永野芽郁)は花野(山崎莉里那)を連れて実家に帰省した。そこで晴に鈴愛は毎日が幸せで仕方がないと打ち明けられ、ともに涙した。その頃、律はそよ風扇風機の開発に不眠不休で没頭するが打開策を見いだせず、津曲(有田哲平)が、少し休んだほうがいいと声をかけた。

実家で晴の荷物を片付けていると、押し入れの中からモアイ像のお土産品が…。それを見た鈴愛は、かつて100円ショップ大納言で働いていたときにあった扇風機の事を思い出した。

1度風を壁に当てると柔らかくなることを思い出した鈴愛は、すぐさま律(佐藤健)に電話をかけた。律は早速、鈴愛から聞いた方法で実験すると、そよ風に近い感触を得られることを実感した。律が風の計測に取り掛かっていると、裕子(清野菜名)とボクテ(志尊淳)が訪ねてきた。そこでボクテは鈴愛に、もう1度「神様のメモ」を描きたい、生き返らせたいとお願いすると鈴愛は「楽しみ」と了解した。裕子は鈴愛に生きる世界につなぎ止めてほしいと求め、「鈴愛は私の命だ」というと2人は抱き合った。

そよ風扇風機の試作品ができ、早速、加藤恵子(小西真奈美)と津曲に試してもらうが、評判はイマイチ。前進したように見えた開発だったが、議論を交わすも思うように進展しなかった。そんな時、スパロウリズムに訪れてきた光江(キムラ緑子)が、元夫の涼次(間宮祥太朗)が花野に会いたがっていると鈴愛に伝えた。しかし、鈴愛の躊躇(ちゅうちょ)する姿に発言を撤回した。一方の律は、光江とともにやってきた花野と通っているスケートの話に。そこでそよ風を作るヒントをもらい、すぐさま鈴愛と試作機の制作にかかった、という内容だった。