女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の6日に放送された第32話の平均視聴率が22・5%(関東地区)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、塩を作ることをひらめいた萬平(長谷川博己)は、神部(瀬戸康史)と塩の産地の赤穂へ塩作りの勉強をしに行くことにした。一方、福子(安藤サクラ)と鈴(松坂慶子)は生活費を工面するため、着物と食べ物の交換を近所の方へお願いしにまわった。大地主の息子と結婚した池上ハナ(呉城久美)のところでは、着物のほかに鈴が大切にしていた留め袖もお金と交換してもらった。

赤穂での塩作りの勉強を終え家に戻った萬平らは早速、倉庫で見つけた鉄板で塩作りを始めた。そして鹹水(かんすい)を煮つめて作った塩が完成。萬平や福子らは出来上がった塩を味見し、しょっぱい顔をして喜んだ、という内容だった。