俳優藤竜也(77)が7日、東京都港区の青山葬儀所で、11月30日に肺炎で亡くなった製作プロダクション、セントラル・アーツの社長でプロデューサーの黒沢満さん(享年85)の告別式に参列し、故人をしのんだ。

藤は、約400人が参列した告別式の様子を見て「心のこもった葬儀で、たくさんの人が来てくださって、黒沢さんが最高の映画人だったということが証明されました。誰からも愛されるジェントルマンでした。さみしいです」と話した。

デビュー間もないころを振り返った藤。「20歳の最初のころ、なかなかうまくいかないころですが、満さんが『君はこんなにギャラが安かったのか』と。次の日、倍になりました。引っ張り上げてくれました」と感謝した。

どんなお別れの言葉をかけたか、と聞かれると「お礼だけです」と、しんみりした表情になった。