女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の18日に放送された第68話の平均視聴率が21・9%(関東地区)だったことが19日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、福子(安藤サクラ)は、紹介された弁護士の東太一(菅田将暉)と会い、いろいろ話を聞いた。人見知り気味でどことなく頼りなく思っていたが、東京帝大を首席で卒業したすごい人だと分かった。しかし、これまでに資産整理をやったことがないということだった。東は困惑する福子を見て「やらせて下さい」と言って担当を直訴した。萬平(長谷川博己)は、福子が連れてきた東を見て「こんな若い先生だとは…」と少し驚いた表情を見せたが、早速、なぜ罪に問われないといけなかったのかを聞いた。判決文を見た東は一括で払った奨学金が高額すぎて国税犯則取締法に触れ、さらに見せしめのためにされたことを話した。萬平は「今からでもおかしいと訴えができないか」と聞いたが、東は「できません」と答え「希望は捨てないで」と言い、出られるように全力でサポートすることを約束した。そして東京の子会社とダネイホンの販売権を一緒に売ることで罰金の7万円を作ることができると話すと、萬平は東を信じて渋々売却を決めた、という内容だった。