女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の27日に放送された第76話の平均視聴率が21・4%だったことが28日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、裁判を起こした福子(安藤サクラ)らの弱みを握ろうと財務局が突如、東弁護士の事務所に家宅捜索に入った。東は財務局の焦りを察知、いろいろと背景を探ると、奨学金が非課税であり萬平(長谷川博己)の逮捕が不当であることが分かった。そして萬平の釈放のために世論を味方に付けようと世良(桐谷健太)らの協力で不当逮捕の記事を載せることになった。東は財務局と取引を行い、訴えを取り下げることで萬平の釈放をとりつけた。しかし、萬平は10万円を払ったままでの釈放は納得がいかず、訴えを取り下げないことを東に伝えた、という内容だった。