女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の8日に放送された第80話の平均視聴率が21・4%(関東地区)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

池田信用組合に勤めている萬平(長谷川博己)は、福子(安藤サクラ)が友人から助けて欲しいと頼まれた町工場を訪れる。そこでは世の中にない道具を作ろうとしていた。ジューサーにもミキサーにもなり、野菜のみじん切りもできる万能調理器を開発していた。萬平は大金の100万円の融資を即決する。一方で萬平は、その織田島製作所に影響を受け、再びもの作りへの情熱が湧いてきたようだった。