昨年5月にデビューした鳥取県米子市出身の演歌歌手、朝花(あさか)美穂(20)が30日、大阪市内で3月6日に発売する「出世街道旅がらす」の発表会を行った。

セカンドシングルとなる新曲は故郷を離れ、明日を夢見て股旅をする男性の気持ちを描いた「お芝居演歌」。小さい頃から大衆演劇が大好きだという朝花は、曲中にちりばめられた気風の良い“男ゼリフ”を、得意の「男形」で歌い上げている。

発表会では、新曲をはじめ米子で毎年夏に恒例開催される「がいな祭」をテーマにしたカップリング曲「がいな祭」など5曲を熱唱。「緊張していますが気持ちを込め、全力で頑張ります」との言葉どおり、こぶしの聞いたフレッシュな歌声で会場を魅了した。約10分に及ぶ歌謡芝居「九段の母」も公演し、磨き上げられた演技力も披露した。

3月以降も地元の山陰地方や神戸、大阪・阿倍野でもコンサートがある。「大好きなふるさとの魅力を伝えたい。これからも一生懸命歌の勉強をして、全国でもっともっと歌っていきたい」と語った。