女優大谷みつほ(36)が6日、自身のブログを更新して、先月いっぱいで所属の藤賀事務所を退所したことを報告した。しばらくの間、休業して子育てに専念するという。

15年2月に1つ年上の男性と結婚して、昨年7月30日に第1子を出産した。

「急なご報告ではありますが、2019年1月31日をもちまして、所属事務所を退所致しました。まず今年1年間は、昨年出産したわが子としっかり向き合い日々喜怒哀楽を共にし、また、べったりと溺愛し(笑い)育児に専念したいと思います。出産してからずっと、どのタイミングで仕事復帰しようか考えていました。しかし、残念ながらこのお仕事特有の不規則なスケジュールなどに対応してくれるシッターさんや託児所を探し当てることは難しく(香港のような住み込みのメイドさんを雇えれば別の話ですが)お互いの両親も遠く離れているためどう考えても今役者業をするのは厳しいと判断しこのような決断に至りました。とはいえ『今』だけの話であって引退とか大げさな事は考えていません。長い人生ですから、時間は湧水のように使いその都度できることからやっていきたいと思います」とつづった。

所属事務所の社長に育児を優先したいと伝えた際には「幸せそうで良かったよ」と言われたという。

そして「本来、子育てに罪悪感を感じる必要は全く無いと思いたいのですがこの日本、そして芸能界において、それが出来ないのが現状です。子どもを授かり、産んで育てることはめでたいことなのか迷惑なことなのか、肌で感じるのは半々くらいです。(これは、もちろん感じ方なので個人差があると思います)。しかし、実際に赤ちゃんを連れて外出してみると、これが先進国と言われている日本の首都なのか? と驚くほどの不自由さ。授乳室もオムツ替え台も、託児所も保育園もベビーシッターもベビーカーで入れる場所も仕事環境ももっともっと充実してくれたら退職する人も離婚する人も、産後鬱(うつ)も、育児ノイローゼだって減るだろうに」などと日本で女性が働きながら子育てすることの難しさを指摘している。