米歌手アリアナ・グランデ(25)が、10日に開催される第61回グラミー賞授賞式でのパフォーマンスを辞退した理由を明かし、同授賞式のプロデューサーを非難している。グランデは昨年8月にリリースしたアルバム「Sweetener」が全米アルバムチャートで1位を記録し、グラミー賞では「God is A Woman」が最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞、「Sweetener」が最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞にそれぞれノミネートされ、授賞式でパフォーマンスを披露する予定だった。

プロデューサーのケン・アーレック氏がAP通信の取材で、「パフォーマンスを確実に準備する時間が足りないと感じたこと」を理由にグランデが辞退したとコメントしたことに対し、グランデはツイッターでこれを真っ向から否定。記事のスクリーンショットと共に、「ずっと黙っていたけど、私についてうそをついている。私は一晩あればパフォーマンスをうまくまとめることができるのをあなたも分かっているでしょ。創造性や自己表現をあなたに抑えられたから出席しないことにしたのよ。授賞式があなたが思い描くようなもの、さらにそれ以上になると良いわね」と皮肉たっぷりにツイート。自らのクリエーティビティーを踏みにじられたと感じたことが辞退の理由であると明かした。「(決断について)理解してくれるといいな」とファンにもメッセージを送っており、授賞式そのものも欠席するとみられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)