女優山口紗弥加(38)主演のフジテレビ系連続ドラマ「絶対正義」(土曜午後11時40分)の9日に放送された第2話の視聴率が、4・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが12日、分かった。前回の4・1%より0・6ポイントのアップとなった。

山口が演じるのは“最恐主婦”のヒロイン、正義のモンスター・高規範子。ひとつの間違いも犯さず、一切の過ちも許さず、法律のみを唯一の価値基準として生きる。その正義が周囲の人々を翻弄(ほんろう)し、運命を狂わせていく恐怖を描く心理サスペンス。

第2話で範子(山口)の呼びかけで、由美子(美村里江)、理穂(片瀬那奈)、和樹(桜井ユキ)、麗香(田中みな実)、高校時代の親友5人が久しぶりに集まった。33歳になり、お互いの近況や高校時代の話で盛り上がる同級生たち。しかし、会計の際、持ち合わせがなかった由美子に2000円を貸した範子は、借用書を書くよう言い出し4人をあぜんとさせる。「借金するなら当然でしょう」。範子の“絶対正義”ぶりは変わっていなかった…。

由美子は、失業したあげく酒びたりとなり家で荒れる夫・雅彦(忍成修吾)の代わりにパートを掛け持ちするなど、心身ともに疲れていた。理穂は、夫と経営するインターナショナルスクールで5000万円もの申告漏れを税務調査で指摘され、社員の持ち逃げが発覚。フリージャーナリストとして成功を目指す和樹は、脅迫メールにおびえていた。女優として活躍中の麗香は、妻子ある演出家の亮治(神尾佑)と関係を持っていた。

“正義のヒロイン”範子は、友人たちの問題に次々と介入し始めた。経費を持ち逃げした社員を範子が突き止めてくれたことに感激した理穂は、会社の経理を範子に手伝ってもらうことに。一方で範子は、麗香の不倫現場に突然現れ不貞行為は違法だと警告。さらには失業した由美子の夫・雅彦を再就職させ、和樹の脅迫メールの犯人を特定し警察に逮捕させた。