女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の13日に放送された第112話の平均視聴率が22・7%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、萬平(長谷川博己)は、ちぢれ麺にすることによっておいしいラーメンが出来上がったが、さらに完璧を目指し初めから作り直しをすることにした。福子(安藤サクラ)は試作ができあがる度に何度も試食を行い、ようやく完成にたどり着いた。そして家族や仲間を集めての試食会を行った。萬平と福子は食べた全員がおいしいと言わなければ、また一から作り直す覚悟だったが、みんなが「おいしい」と絶賛。反対していた世良(桐谷健太)や鈴(松坂慶子)までもが「おいしすぎる」「飽きないわ」と言うと、萬平は「完成だ!」と歓喜した。その夜、子供らにも食べさせている際に、ラーメンの名前を付けることになり、福子が提案した「まんぷくラーメン」が名前として決まった、という内容だった。