遅ればせながら、日本テレビ系「3年A組-今から皆さん、人質です」(日曜午後10時30分)にハマってしまった。
放送担当に代わり、ドラマをチェックする日々となって間もない。もともとはミステリー好きで、「A組」は学園・青春系と勝手に位置づけ、ビジネス的ウオッチになるのでは、と思っていた。
予想は覆された。1話ごとにサプライズあり、犯人捜しあり。スピーディーな展開の中でキャラクターの横顔が少しずつ見えてくる点では「24」に似ている部分もある気がする。局関係者によると、このあとのエピソードも劇的展開を期待していいようだ。
もう1つ、ハマった理由が、主演の菅田将暉(26)。担当前は「最近若い子に人気の」という、オジさん丸出しの評価だったのだが、「A組」を見て印象は一変。生徒につかみかかる場面など「怪優」の要素も感じた。
そんなことを考えていると、縁とは不思議なもので、菅田の取材機会が訪れたりする。都内で行われた10周年記念本イベントで、間近に接する機会があった。
過去にうわさとなった二階堂ふみとの間柄を語るなど興味深い取材になったのだが、個人的に最も引かれたのは、菅田が趣味とした「洋服作り」の話題だった。
菅田は「台本ってキリがないんで。(そんな時)ただただ、きれいな襟とか縫っている時は忘れられる」と、作業がいいリフレッシュになっているようだ。「A組」のように自分を出し切る演技を続けていると、全く別の行動で発散したくなる時もあるのだろう。
「忙しいからする、みたいなところもありますよ。やれって言われてやっているわけではないんで。ちょっと疲れてお酒飲みたいな、俺からしたら(服作りは)そんな感じです」と、負担は感じていないとのこと。クリエーティブな作業の疲れをクリエーティブな作業で癒やす。これも才能なのかもしれない。
次元は全く違うが、自分も文章を書く仕事に疲れると、台所で包丁を手に料理で発散したりする。そういう意味で、勝手に菅田に共感して、今後も見ていきたいと思う。ちなみに、菅田が本の中で明かしていた「ギャル好き」というのも、勝手に共感ポイントです。【大井義明】



