俳優窪田正孝(30)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」(月曜午後9時)の20日放送の第7話の視聴率が11・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが21日、分かった。前回の13・2%から1・8ポイント、ダウンした。

初回から12・7、12・3、11・5、9・1、10・8、13・2%だった。

窪田が演じる五十嵐唯織(いがらし・いおり)は、写真には必ず“真実”が写ると信じている診療放射線技師。アメリカで最も権威ある放射線科医から認められた後に帰国して、本田翼(26)が演じるヒロインの甘春杏(あまかす・あん)が放射線科医として勤務する甘春総合病院で働き始める。杏は、甘春総合病院の前院長の娘。父が愛した病院を守りたいと思っている。患者を常に助けたいと思っているが、病院側の人間として、患者よりも病院のルールや効率を優先してしまうこともある。医師免許を持たない放射技師を見下していた杏だが、唯織との出会いで変わっていく。

第7話で、放射線科ラジエーションハウスのメンバーは唯織(窪田)がきてから変わりつつあった。新人の放射線技師・広瀬裕乃(広瀬アリス)は、初めて1人で当直をすることになり、不安でいっぱいだった。緊急時に備えて待機するオンコール担当は、頼りにならない軒下吾郎(浜野謙太)で、さらに不安を覚えていた。

そんな折、乳腺外科に、軒下と中学時代の同級生だった蛭田真貴(松本若菜)と志朗(篠原篤)夫妻がやってくる。人間ドックで真貴の胸にしこりが見つかり、マンモグラフィー検査を受けに来たのだ。軒下と再会した真貴は、彼が卒業アルバムに将来の夢は医者と書いていたのを覚えていた。初恋の相手の真貴から、「夢をかなえたんだね」と言われ、軒下は本当のことが言えなかった。

真貴のマンモ画像を読影した杏(本田)は、唯織にも意見を求め、悪性の疑いがあるため超音波検査が必要との診断を下す。それを見ていた診療部長兼放射線科長の鏑木安富は(浅野和之)は、杏は技師に甘えていると指摘した。

再検査が2カ月後になると知った志朗は、軒下に医者として検査を何とか早められないかと、泣きつく。しかし、特別扱いはできないと答えるしかない軒下。それでも諦めきれない志朗は、通りかかった唯織に声をかけ、事情を説明した。唯織は杏に相談するが、鏑木の言葉を思い出した杏は、患者を救うのは医者の仕事だと返した。