米倉涼子(43)主演のテレビ朝日系連続ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(木曜午後9時)の最新シリーズが、開局60周年記念ドラマとして10月期に放送されることが10日、分かった。

人気作が新元号で復活。米倉は「令和も私、失敗しないので」と決めぜりふで意気込んだ。

2年ぶりの最新作で、今回が第6弾。組織に属さず技術を武器に突き進む天才外科医・大門未知子が、病院内の敵や壁に立ち向かうストーリー。全シリーズの平均視聴率が19%を超える同局のヒットドラマだ。

未知子は前シーズン終盤で重病を患い余命3カ月と診断されるが、病を克服し「東帝大学病院」に奇跡のカムバック。大赤字によりリストラや経費削減など合理化を迫られ、権力争いの場と化した病院で奮闘する。

今作でも内田有紀、遠藤憲一、勝村政信、鈴木浩介、岸部一徳、西田敏行ら、なじみの顔ぶれがそろい「私自身もまたそろそろみんなと会いたいなと思っていたので、うれしいです!」と喜ぶ。周囲からドラマ復活を待ち望まれ「この2年間、1カ月に20回くらいは『ドクターX』やらないの? って聞かれたりしていました」。

米倉はモデルとして活躍した後の99年に、大規模な会見を開き“女優宣言”した。それから20年。大門未知子はその中で得た当たり役だ。今では役名で声を掛けられることの方が多くなり「自分が思っている以上に作品や大門未知子というキャラクターは皆さんにとって身近」と実感を深める。

ドラマは9月上旬にクランクインの予定。「2年ぶりなので腕が鈍っていないかだけが心配」と笑いつつ「ちょっと緊張していますが、自由で力強い大門未知子で帰ってきたいと思います」と話している。

また、勝村演じる「東帝大学病院」の外科医・加地秀樹を主人公にしたスピンオフ作品「ドクターY~外科医・加地秀樹~」の最新作が、今秋ゴールデン帯に2時間枠で放送されることも決定した。未知子をはじめ、「ドクターX」おなじみのキャストも登場するという。