女優深田恭子(36)主演のフジテレビ系連続ドラマ「ルパンの娘」(木曜午後10時)の第3話が25日、放送される。

代々泥棒一家の娘と代々警察一家の息子との決して許されない恋愛を描くラブコメディー。深田が演じるのは、泥棒一家「Lの一族」の娘で、盗みの才能を持つものの家業を継ぐことを拒み、図書館司書として働く三雲華。瀬戸康史(31)演じる華の恋人・桜庭和馬は、泥棒逮捕を専門とする警視庁捜査三課の刑事だった。原作は横関大氏の同名小説。

第3話では、華(深田)は、交際相手の和馬(瀬戸康史)が警察官であることを祖母、マツ(どんぐり)に知られてしまった。華はマツに、父の尊(渡部篤郎)たちには黙っていて欲しいと頼むのだが、答えは得られない。

一方、和馬はアポ電強盗逮捕の手柄を警視庁警備部SAT隊長の父、典和に褒められる。だが、鑑識課非常勤職員の母、美佐子(マルシア)は華からの連絡が和馬の犯人逮捕のきっかけだと知り疑念を深めて行く。

タワーマンションの実家に戻った華は、尊から“Lの一族”をつぶすつもりかと言われてしまう。マツがバラしたのだと観念する華。しかし、尊が怒っていたのはマツの手刀を浴びた和馬が倒れてしまったこと。そんなことでは泥棒一家に迎え入れることは出来ないと尊と母の悦子(小沢真珠)。話はズレていたが、どちらにしても華は和馬と別れを決意しなくてはいけない流れになってしまう。

そこに、引きこもりハッカーの兄、渉(栗原類)からお宝を見つけたと報告が入る。IT会社社長が某王国の秘宝を落札したのだ。しかも社長は脱税した金で購入する悪人。“Lの一族”の次のターゲットが決まった。

和馬はSNS強盗の担当になった。SNSで目をつけた相手の住所や行動を追って、留守中に高級品を奪う手口だ。その頃、華は和馬の母・美佐子に誘われ桜庭家にいた。美佐子は華に料理などを手伝わせ、指紋や血液型などを身に付けた鑑識能力で探ろうとしている。

和馬が帰宅すると、美佐子は元警視庁捜査三課課長で「鬼の桜庭」の異名をとった、祖父の和一(藤岡弘、)を呼びに行ってほしいと華に頼む。華が部屋に入ると、瞑想(めいそう)中の和一が真剣をふりかざして来た。