女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の7月31日に放送された第105回の平均視聴率が20・2%(関東地区)だったことが1日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、なつへの思いも伝えプロポーズした坂場(中川大志)だったが、なつの返事は「はい。分かりました。結婚します」と即答だったのに驚いた。すると「長編映画が成功したら」と念を押す坂場になつは「それ、いる」と疑問を浮かべた。そして下山(川島明)を中心に長編漫画映画の制作が始まるが、演出の坂場はキャラクターへのこだわりが強く、一向に脚本が進まなかった。見かねた仲(井浦新)は、帰りがけのなつを呼び止め、1つの封筒を渡した、という内容だった。