7月31日に放送された東山紀之(52)主演のテレビ朝日系ドラマ「刑事7人」(水曜午後9時)第3話の平均視聴率が11・0%(関東地区)だったことが1日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は13・2%、第2話は13・1%だった。

東山演じる天樹悠を中心に、個性豊かな刑事たちの活躍を描く人気シリーズの第5弾。事件の複雑化を背景に、警視庁独自の部署として「専従捜査班」が発足。天樹は「刑事資料係」との兼任となり、仲間と難事件の捜査にあたる。共演は前シーズンに続き田辺誠一、倉科カナ、白洲迅、塚本高史、吉田鋼太郎、北大路欣也。

第3話のゲストは桜井淳子、浜田学、瀬戸カトリーヌほか。家の中に女性の死体があると通報を受け警察が駆けつけると、死体が消えていた。現場には血痕と死体を運び出した時に付いたと思われるスーツケースの車輪跡が残されており、専従捜査班が捜査にあたる。防犯カメラは壊されており、部屋中の指紋も拭き取られていた。

現場は飲食店を経営する神崎裕一(浜田)の自宅で、第1発見者は裕一の妻・美穂だった。美穂は、死んでいたのは夫の愛人・森円香だったと断言。天樹(東山)ら専従捜査班が裕一に話を聞いたところ、神崎夫妻は別居中でこの家には誰も住んでおらず、この日円香を交えた3人で離婚について話し合う予定だったという。

翌日、法医学教授・堂本俊太郎(北大路)の鑑定により、裕一が提供した円香の毛髪と現場に残されていた血痕のDNAが一致。堂本は採取された血痕の量から円香が生存している可能性はゼロと断定する。

また、天樹が裕一の部屋で発見した花柄のハンカチから検出されたDNAが、4年前に起きた未解決事件の被害者のものと一致する。遺体が姿を消したこと、部屋の指紋が拭き取られていたことなど共通点の多さから、天樹は今回の事件との関連性を疑う。

さらに、森円香という女性は偽名で、この世に存在しないことも判明する。