日向坂46が26日、さいたまスーパーアリーナで、3枚目シングル「こんなに好きになっちゃっていいの?」(10月2日発売)発売記念ライブを開催した。グループ史上最大規模となる2万人を動員した。

冒頭は「ドレミソラシド」からスタート。佐々木美玲が「さいたまスーパーアリーナ、行っくぞー!」と叫び、「ひらがなで恋したい」を続けて披露した。

キャプテン佐々木久美は「日向坂46がさいたまスーパーアリーナにやってきました! 埼玉ー! みなさん、すごいですね! 盛り上がりが!」と叫んだ。単独ライブは半年ぶりで、潮紗理菜は「今日は本当に久しぶりのワンマンライブで、とてもとても楽しみにしてきました。1日しかないので、いっぱい、いっぱい、皆さんと楽しみたいと思います」とあいさつした。3期生の上村(かみむら)ひなのも「とにかく楽しく、楽しい、楽しい、ライブにしましょう!」と続いた。

埼玉出身の渡邉美穂、丹生明里、金村美玖は、初の地元開催ワンマンライブを喜んだ。渡邉は「生まれ育った地なので、血が騒ぐというか。いつもより増し増しで暴れています!」と喜んだ。金村は「埼玉県のシンボルの木けやきなんですよ」と切り出し、改名前のグループ名「けやき坂46」にちなんで、「ちょっとつながりがあるの」と明かした。

渡邉が「埼玉は、日本一快晴の日が多い県なんですよ!」と言うと、丹生も「小松菜の生産が全国1位なの!」と続いた。さらに松田好花が「埼玉は、パンの袋を留めるクリップの生産量が1位だって聞いたことがある!」と言い、河田陽菜は「埼玉は鹿がいそうだなって思っています」と謎のコメント。会場の笑いを誘った。

この日のチケットは2万枚が即日完売。会場に来られないファンのために全国60カ所でライブビューイングも行われた。中盤には新曲「こんなに好きになっちゃっていいの?」を初披露。高瀬愛奈は「この曲は、今までのシングルとは違って、大人っぽい曲です。私たちの新たな、格好いい一面を見られるような曲だと思います」と説明。佐々木久美は「『こんなに好きになっちゃっていいの?』を、いっぱい好きになっちゃってほしいですね!」とタイトルにちなんで呼びかけた。

続けて「キツネ」やデビュー曲「キュン」を披露。続く「ハッピーオーラ」では、加藤史帆が「皆さん、まだまだ声、出せますか? おひさま(ファン)のみんなで、幸せになるぞー!」と絶叫した。上村、渡邉、金村、丹生、松田、高瀬、佐々木美玲、佐々木久美が次々と観客をあおり、ファンを熱狂させた。

アンコールでは、次々と新情報が解禁された。日向坂46主演のドラマが来年1月に放送されることが発表され、佐々木久美は「既にクランクアップしていまして。私たち実は、夏はドラマにささげていたんです」と明かした。12月17、18日にクリスマスライブが開催されることも発表され、大歓声があがった。

佐々木久美は「私にはいろんな夢があって、おひさまがたくさん応援してくださって、1つ1つかなえることができています。いつも応援してくださってありがとうございます」と感謝した。「今の日向坂46を全部出し切れたと思います。これにとどまらずにさらに坂を上り続けられるように、もっともっと精進し続けます」と誓い、「おひさまの皆さんも、ついてきてください! おひさまがいないと、私たちは坂を上ることができないので、見守っていただけるとうれしいです。これからも応援よろしくお願いします!」とあいさつした。