米俳優アーノルド・シュワルツェネッガー(72)が、28日未明にロサンゼルスで発生した山火事で自宅近くまで火の手が及んでいるために避難したことを明かした。

深夜1時半頃に発生した山火事はハリウッドセレブも多く住む高級住宅地ブレントウッドやゲッティ博物館周辺の森林600エーカー以上をすでに焼き尽くしており、1万世帯以上に避難勧告が出され、シュワルツェネッガーの他にもNBAレイカーズのレブロン・ジェームズらセレブも避難を余儀なくされている。シュワルツェネッガーは、ツイッターで午前3時半頃に無事に避難したことを報告し、避難勧告が出ている地域にいる人はすぐに避難するよう呼びかけている。

「真のアクションヒーローは私たち住民を守るために危険を冒して消火活動にあたっている消防士だ」とツイートしているシュワルツェネッガーは、同日夜に来月1日に公開される12年ぶりにシリーズ復帰を果たした映画「ターミネーター:ニュー・フェイト」の宣伝のためにABCテレビのトーク番組ジミー・キンメル・ライブ!」に生出演。「(現時点で)自宅が無事で良かった」と真剣な顔で語った後は、避難の疲れも見せずに今年6月に愛娘と結婚した義理息子で俳優のクリス・プラットについてや80年代に共にアクションスターとして活躍したシルベスタ・スタローンとの関係などについても笑顔で語った。この日ハリウッドで開催が予定されていた「ターミネーター:ニュー・フェイト」のプレミア上映会は、山火事の影響で中止されている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)