今年になって一気にブレークしたタレントのMatt(25)。“元プロ野球選手桑田真澄氏の次男”という肩書が必要なくなるほど、個性的なキャラクターが話題となった1年だった。

高い美意識を持ち、写真をSNSに掲載する際にはメークだけでなく独特の画像処理を欠かさないMatt。ファンから隠し撮りされることは多くの芸能人と同様に不快感を示すが、その理由は肖像権等々ではなく、「何が嫌だって、加工できないからw」というこだわりぶり。そうした顔写真の“Matt化”を、自身だけでなく要望があれば共演した芸能人らにも施して公開し、ネット上で大きな話題となった。この1年でMatt化された有名人は、香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎、斎藤工、渡辺直美、ローラなどなど、挙げだせばキリがない。

そんな一面が注目されたが、実は音楽家でもある。自身のブログで公開したプロフィルによれば、7歳の時、父・真澄氏が肘のリハビリのために弾いていたピアノの影響を受けて独学で音楽を学び、ピアノとバイオリンを開始。中学では吹奏楽部でドラム、フルート、アルトサックスなどを担当し、楽器推薦で入学した高校では吹奏楽団の団長として東京都高等学校吹奏楽コンクールで金賞受賞。大学にも楽器推薦で進学し、さらにアメリカ留学して学んだ。11月には千葉・幕張メッセイベントホールで行われた歌手ジェジュンのライブにサプライズゲストとして出演し、ピアノの腕前を披露して観客を沸かせた。

さらに12月には、自身が作詞・作曲したオリジナル楽曲「予想もつかないStory」をインスタグラムで公開し、非凡な作曲センスと見事な歌声でファンの絶賛を浴びた。

そして2020年2月14日のバレンタインデーにライブを開催することが決定。ミュージシャンとしての活動が本格化しそうだ。