ダウンタウンが出演する大みそか恒例の日本テレビ系バラエティー「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!大晦日SP 絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!」が31日放送され、事前の収録で第3腰椎を骨折した俳優佐野史郎(64)の出演が明示された場面はオンエアされなかった。ただ、番組ラストの予告で佐野が登場。佐野の出演シーンは、4日午後9時から放送の「完全版SP」など、後日放送されるとみられる。

 

日本テレビは11月6日、茨城県内で行われた同番組ロケで、佐野が液体窒素を入れたペットボトルが破裂する力で空中に数センチ浮くという企画に挑戦したところ、腰に痛みを訴えたため病院で診察を受けたと発表。診断は第3腰椎骨折で、同月末には社長会見で佐野が退院したことが明らかにした。

佐野は負傷発表時に「私の負傷で笑えない状況にならないよう放送されることを心より願っております」などとコメント。日本テレビは「専門家の指導の下、安全に配慮しましたが、出演者がけがをした事実を重く受け止め、今後は安全対策に万全を期してまいります」としていた。

 

一方で、吉本興業の岡本昭彦社長(53)の出演を明示した場面はなかった。

岡本社長はダウンタウンの元マネジャー。吉本の「闇営業」問題が発覚した今年7月には、約5時間半の会見を行い、6月に雨上がり決死隊の宮迫博之らと面談した際に「テープ回してないやろな」などと発言したとされる問題について「冗談のつもり」などと弁明した。番組では「テープ」ネタがイジられ、モーリー・ロバートソンが岡本社長風の演技をしたものの、岡本社長本人の登場シーンはなかった。