俳優要潤(38)主演のフジテレビ系連続ドラマ「悪魔の弁護人・御子柴礼司~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~」(土曜午後11時40分)の18日放送の第7話の視聴率が20日、2・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と分かった。

初回から3・4%、3・3%、3・2%、2・1%、2・9%、2・8%だった。

名古屋地区は4・6%、関西地区は4・6%だった。

要が演じるのは、悪徳の汚名をものともせず、法外な報酬を取り、勝訴のためにはどんな手でも使う、悪魔と呼ばれる弁護士・御子柴礼司。凶悪な犯罪の犯人の元少年Aという衝撃の過去を持っている。御子柴の事務所の事務員・日下部洋子をベッキー(35)が、対立する東京地検次席検事の岬恭平を津田寛治(54)が演じる。作家中山七里氏による弁護士御子柴礼司シリーズのドラマ化。

第7話で、圧倒的不利な状況の大田区資産家夫殺し事件の初公判。御子柴(要)が母・成沢郁美(浅野温子)には再婚した夫・成沢拓馬(市山貴章)を自殺に見せかけて殺害した疑いがかけられていた。御子柴は郁美の無実を主張する。

しかし、そんな御子柴をあざ笑うように、検事の岬(津田)は、新たな証拠を提示する。それは明らかに被害者・成沢の自殺を偽装した痕跡だった。さらに岬は郁美と御子柴が親子であることも暴露。騒然とする法廷。流れは大きく検察有利に傾いた。

「死体配達人」親子による裁判は世間の注目の的となり、事務所にも再び誹謗(ひぼう)中傷の嵐が。洋子(ベッキー)は対応に追われ、御子柴の妹の梓(森脇英理子)もまたマスコミの標的となってしまう。御子柴は郁美に改めて事件のことを問いただすが、郁美は「私はやっていない。信じて」と繰り返す。どう弁護すれば勝てるのか、郁美を信じてよいのか苦悩する御子柴の前に新聞記者のあすみ(玄理)が現れて「お話を聞かせてください」と申し入れる。

同じ頃、岬は弟の啓二(岡部たかし)のはからいで息子の洋介(吉村卓也)と会っていた。法律家ではなくピアニストという道を歩む洋介と岬の間には、深い溝があった。そんな岬に洋介は「そろそろおじいちゃんの事、許してあげたら?」と問いかける。弁護士でありながら詐欺行為に手を染めた過去がある父親のことを岬はずっと許せずにいたのだ。制止を聞かずに席を立つ岬に、洋介の「父さんが守りたいものって、人なの? 法律なの?」という言葉が突き刺さる。

そんな中、郁美にとってさらなる不利な証拠が。30年前の御子柴の父・園部謙造の自殺にも不審な点があったという。御子柴は絶体絶命の窮地に追い込まれた。