アーティストで東京芸大准教授のスプツニ子!氏が、学習障がいの一種である「難読症」であることを公表した。

スプツニ子!氏は13日、ツイッターを更新。「なんとなく暴露しようかなと思うけど、私は難読症で、文字全般が苦手です(読むのも書くのも)」と明かし、「だから子供の頃から数学とアート、音楽、映画の方に逃げた。親や学校の先生は『頭の良い子はみんな本を読む』と言うし、優等生なのに字が読めない私は、うまく読めないのが恥ずかしくて隠してきた」と振り返った。

高校時代は「課題図書が全然読めなくて授業についていけなかった。ネットで課題図書の『あらすじ』を必死に調べて宿題を解いてた(要領が良いのでAだった)」という。大学に進学してからは「知的好奇心があるのに本が読めない、という状況なので、『本の著者・教授に直接会って話を聞きに行く』という裏技を覚えました」とし、「意外とみんな1時間くらいは会って話してくれました。本の内容よりもアップデートした情報を教えてくれたし、学びが多かった」と学生生活の様子を語った。

現在も、必要な情報は音声メディアや、人との会話から得ているという。「LINEとかメールとかTwitterできる程度に文字は扱えますw でも他の能力(数学とか着想)と比較して謎なレベルで苦手です なんなんでしょうね」とつづった。