ザ・ドリフターズ加藤茶の妻でタレントの加藤綾菜(32)が5日、レギュラーを務めるTBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に生出演し、新型コロナウイルスによる肺炎で死去した志村けんさん(享年70)を悼んだ。

加藤が志村さんの訃報を知ったのは、報道の前日だったとし「電話に出て、顔色が変わったんです。真っ白になって、放心状態になっていた。志村さんに何かあったのかなと思ったら『ダメだった』と。声もかけられないような状態でした」と明かした。現在の様子についても「昨日も泣いていて、全然元気ないです」と話した。

加藤は志村さんとの不仲が伝えられたこともあったが、電話でのやりとりはしていたといい「いろいろうわさはあったみたいですけど、親友みたいに仲が良かった。電話が来るとカトちゃんがすごく笑ってるんです」。また、自身との年の差婚で世間のバッシングを浴びた際にも「志村さんだけはすごく喜んでくれて、『すごくうれしかった』と言っていた」と振り返った。

フジテレビで放送された志村さんの追悼特番では、加藤が弔辞を述べたが「番組終わった後の方がガックリきたみたいで。『志村が何十年間やってきたことが、この2時間で終わってしまうのが苦しい』って。『舞台でコントをやっているからこそドリフが生き続けているし、70歳になって名人の域に達した』と言っていて。『こんなに早く亡くなって残念でならない』と言ってました」と加藤の言葉を明かした。

爆笑問題太田光(54)は、志村さんの死を受け「この騒ぎが収束したら追悼番組を楽しくやりたい。みんな遺族みたいなものだから、心の整理がつかないのは当たり前」。また「残酷な言い方だけど、志村さんが死んだからってコロナの毒性が増したわけではない。冷静に切り離して考えてほしい」と呼び掛けた。