新型コロナウイルスに感染し入院していたテレビ朝日の富川悠太アナウンサー(43)が21日、退院したことが分かった。この日放送の報道番組「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)で明らかになった。

小木逸平アナウンサー(45)は「新型コロナウイルスに感染し、入院治療を続けていた富川悠太アナウンサーですが、2度のPCR検査で陰性となりまして、病状も安定しているため、今日退院となりました」と報告した。今後は一定期間の自宅療養に入るという。

富川アナは3、4日に38℃まで発熱後、すぐ平熱に。7日の「報ステ」本番ではたんが絡む症状がみられた。8、9日は平熱も、息が切れたり息苦しさを感じるようになった。10日も息苦しさを感じたため入院し、CT検査を受けると肺炎の症状が確認された。その後11日にPCR検査を受け、陽性と診断された。

「報ステ」では12日に富川アナ、15日にチーフプロデューサーとフリーアナ赤江珠緒(45)の夫で総合演出を務めるスタッフ、19日に契約スタッフの新型コロナ感染が明らかになっている。

◆富川悠太(とみかわ・ゆうた)1976年(昭51)9月3日、名古屋市生まれ。横浜国立大卒業後、99年テレビ朝日入社。「スーパーJチャンネル」「やじうまワイド」「報道ステーション SUNDAY」など報道番組を中心に担当。古舘伊知郎の後任として、16年4月から「報ステ」メインキャスターに。小学校教員と中学・高校の体育教員資格を持つ。家族は夫人と2男。175センチ。