高田純次(73)が“散歩人”を務めるテレビ朝日系街歩き番組「じゅん散歩」(月~金曜午前9時55分)の新テーマ曲が、シンガー・ソングライター斉藤和義(54)書き下ろしの「純風」に決まったことが21日、分かった。

高田が街行く人と気ままに触れ合いながら、さまざまな場所を散歩する人気番組。現在のオープニング曲は高田の選曲による週替わりだが、このほど斉藤が番組をイメージした新曲を制作。番組の幕開けを彩る高田の直筆イラストも一新し、7月放送から新たなオープニングでスタートする。

斉藤は「高田さんのあの『適当』な感じ、本当に尊敬しております」とオファーを喜ぶ。敬愛する高田をイメージした楽曲で、曲名も名前から1字とった「純風」とした。高田が散歩する姿を「フーテンの寅さん」と表現し、「その感じに合う軽快で、ちょっと跳ねたようなロックンロールで、お気楽な感じがいいなと思い作りました」。

高田は楽曲の印象について「軽やかな曲で、いつもだと1万歩歩いたらヒーヒー言うけど、5万歩、10万歩歩けそう。なんだったらバスやタクシーに乗っちゃってもいいんじゃないかな」とらしさ全開。背中を押される曲ともいい「斉藤さんにこんなにダイナミックに攻められたら、僕もガンガン歩かなきゃいけないな」と奮起する。「鬱屈(うっくつ)することもありますが、それを打破するような感じで『純風』の曲にのって軽やかに歩いていきたいと思います」と話した。

オープニングイラストのほか、番組で風景画や似顔絵を披露するなど絵のうまさが知られる高田。今回「純風」のジャケットを描くコラボも実現した。斉藤は、高田と下町や麻布十番を散歩したいとラブコールしており、2人の街歩き共演も期待できそうだ。同曲は7月1日配信予定。

◆「じゅん散歩」 地井武男さんの「ちい散歩」、加山雄三の「ゆうゆう散歩」に続く街歩き番組として15年9月にスタート。高田が街の人々と気軽に交流する様子や、ひょうひょうとした散歩ぶりが人気。コロナ禍で収録を一時中断していたが、公園など密にならない場所を選定しこのほどロケを再開。高田は散歩の際もフェースガードを着用し、現場スタッフも最少人数でロケを行っている。