欅坂46が3日、ドキュメンタリー映画「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」(4日公開、高橋栄樹監督)の前夜祭イベント中継付き上映会を行い、リモートで舞台あいさつを配信した。

キャプテン菅井友香、副キャプテン守屋茜をはじめ、小池美波、小林由依、原田葵、渡邉理佐、武元唯衣、田村保乃、松田里奈の9人が出席した。

舞台あいさつを行った東京・渋谷ストリームホールは、グループにとってゆかりの場所だ。16年、同所建設のための工事現場で、デビューシングル「サイレントマジョリティー」のミュージックビデオを撮影した。菅井は「節目のタイミングでライブをさせていただいたりとか、思い出のある場所なのでうれしいです」と喜んだ。

ユニット曲「渋谷川」なども歌っている小林は、「何かと渋谷で撮影させていただく機会も多かったので、ゆかりの地というか、思い入れもあります」と振り返った。「ミュージックビデオ撮影の時には形も何もない工事現場だったのに今は立派なビルが建っているので、私たちもこうして立てているのかな、と思ったり。一緒に成長していきたいです」と話した。

欅坂46は7月に開催した配信ライブで、グループの改名再出発を発表していた。10月12、13日に欅坂46としてのラストライブを控えている。ライブで改名を発表した菅井は「うまく伝えられるかという不安よりも、皆さんへの感謝の気持ちのほうが大きかったです」と振り返り、「この5年間は大切にとっておきながら、皆さんと楽しい未来を一緒に作っていけたらと思います」と呼び掛けた。

改名発表後の近況について、小林は「メンバー結構みんな変わったんじゃないかなと思います。未来に向かって、前を向いて頑張っていこうと意識が前に出ている子が多いかな、と思います」と明かした。渡邉は「ライブを経て、気持ちがすっきりして毎日過ごせています」。守屋も「前向きに、ポジティブになれた気がします」と笑顔を見せた。

小池は「皆さんが改名のことをどう受け止めるんだろう、って不安でした」と明かした上で、「ライブの後、改名について受け入れてくださるようなレターとかもいただいて、頑張らなきゃいけない、と思ったので。今はすごく、前を向いています」と力を込めた。原田は「新しい道というか、目指すものができて、ファンの皆さんともまた1つになれたのかなって思います」と話した。

あらためて映画について、菅井は「初めてのドキュメンタリー映画なので、楽しみも緊張もあるんですけど、何より楽しんで見てほしいな、って気持ちがあります」と伝えた。「不器用ながら支え合って来た日々とか、1つ1つの作品に情熱をかけてきた日々とか、(ライブシーンなどの)皆さんの姿も映っています。正解を模索しながら活動してきた1ページ1ページを見ていただけたらなと思います」とアピールした。