羽田美智子(52)が9日、都内の東急ハンズ銀座店で、この日に発売した4年ぶりのエッセー本「羽田さんに聞いてみた、小さな幸せの見つけ方」(宝島社)の発売記念イベントを開いた。

席上で、9月27日に亡くなった竹内結子さん(享年40)について触れ「私、いまだに信じられていないというか、ふに落ちていなくて言葉にならない。ブログで書きたくても、言葉に出ない。自分の中に消化し切れていない。何でという思いになってしまう」と沈痛な思いを語った。

羽田と竹内は09年の映画「ジェネラル・ルージュの凱旋」などで共演し、親交があった。羽田は「映画で共演し、真面目で気配りする子で、一瞬にいい子だと思ってやりとりしていた。でも10年、ブランクがあって…私が言うことではないとも思って」と、最近はやりとりがなかったと語った。その上で「もったいない。本当に残念。友人関係が続いていたら、聞きたかったことがいっぱいあるし。本当に言葉にならない、悲しすぎて。いまだに会えちゃう気がする。お子さんも小さかったし…」と惜しんだ。

「羽田さんに聞いてみた、小さな幸せの見つけ方」は、9月24日に52歳になった羽田が持つ、「52歳で人生が一度リセットする」という考えに基づき、改めて自らの生き方や仕事への思いを同書につづったもの。加えて、忙しい日々の中でも、前向きに美しく生きるための“哲学”が詰まった、羽田ならではの1冊となった。著書の中で「自分が流産した時のことも初めて書かせていただいた。そういう思いをさせたくないので、若い方に、人生にはこういうことが待っているんだと予習して欲しい」と記している。

今回のイベントは、羽田がオープンしたECセレクトショップ「羽田甚商店」が、東急ハンズ銀座店とコラボした特設会場で行われた。羽田は特設会場のモニターを通じて、書籍を購入した一般の客とオンラインで1対1のトークを実施。その限定特典として、読者に「あした日記」がプレゼントされた。

羽田は「ずっと日記を書く習慣があって、その日の出来事の感謝を書いていましたが、次の日のことを書くと、思い通りになって、あした日記になった。きれいな夢だけでなく、俗にまみれた願いも…。『ドラマが、今日最高の視聴率を』と書いたら翌日、15・5%。かなうんですね。皆さんにお勧めで、ぜひやっていただきたい。はやらせたい」と笑みを浮かべた。