米歌手マライア・キャリー(50)が、2015年に離婚した俳優ニック・キャノンとの間にもうけた息子モロッカン君(9)が、白人至上主義の友人からいじめを受けたことを告白した。

回顧録「ザ・ミーニング・オブ・マライア・キャリー」を出版したキャリーは深夜のトーク番組に出演し、息子が友人だと思っていた子から差別的発言を受けたことについて「狂っているけど、これが私たちが今住んでいる世界」と語った。

キャリー自身も父親が黒人だったことで子供時代に嫌な思いをした経験を著書の中で明かしており、子供たちには差別についての理解を深めて対処法を学ぶためにその部分を読み聞かせていると語った。

キャリーは08年4月にニックと結婚し、11年4月に男女の双子を出産した。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)