米俳優ジョニー・デップ(57)が、元妻で女優のアンバー・ハードに対する家庭内暴力(DV)疑惑を報じた英ザ・サン紙を名誉毀損(きそん)で訴えていた裁判で敗訴したことを理由に、映画「ファンタスティック・ビースト」シリーズから降板したことを受け、ファンの間では俳優コリン・ファレルの再登板を望む声が高まっている。

2016年に公開された「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」でグリンデルバルド役を演じ、「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」(18年)にも出演したデップは、22年公開予定のシリーズ第3弾への出演も決まっていたが、製作するワーナー・ブラザースから降板するよう求められ、合意したと発表されていた。

同役は再キャスティングされると言われており、ファンの間では前作でグリンデルバルトの仮の姿グレイブスを演じたファレルを推す声が多く寄せられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)